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節水アクアキャビン
節水アクアキャビン
節水アクアキャビン

節水アクアキャビン羽田空港ANAラウンジ全日本空輸株式会社(ANA)は、ANAおよびスターアライアンス加盟航空会社運航便のプレミアム顧客及び国内線プレミアムクラスご利用のお客様を対象に、出発前のひと時を快適に過ごせるように国内主要空港に「ANA LOUNGE」を設けています。2011年9月に羽田空港国内線第2ターミナル本館北側3階の同ラウンジ全面改修に際し、当社製品、曲面ドア採用の省スペース型トイレブース「Ai-CABIN(アイキャビン)」が導入されました。

 今回は、同社の施設部主席部員の小堀博(こぼり・ひろし)氏に同製品導入の経緯や狙いについてインタビューしました。

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施設部主席部員の小堀博氏インタビュー

Comment.pngラウンジを利用するお客様は、快適性に対するこだわりが強く、
広さなどトイレ空間に対する期待度も高いのです。

羽田のラウンジ改修にあたり、快適性を損なわずにトイレブース数を増やすことを決める
■小堀氏:当社は木村技研製のトイレ節水装置を平成22年7月から羽田空港のラウンジに導入していました。最初に当社事務所にてトライアルで採用したところ、高い節水効果があり、コスト削減と環境配慮の両面において満足のいく結果でしたので同空港ラウンジへの導入を決めました。
 ラウンジを利用するお客様の声をアンケートで聞くと、快適性や意匠に対するこだわりが強く、トイレに対する期待度も高いことがわかりました。出発前にキャリーバッグや機内持ち込み手荷物を持ったままでも利用できる充分な広い空間を確保できることを望み、かつ手を使わずに扉の開閉が出来るなど機能性の高さも求められていました。

 平成22年に羽田空港本館北側3階の「ANA LOUNGE」の改修が決まり、トイレは従来のスペースと同面積のままで快適性を損なわずにブース数を増やすことにしました。そこで木村技研の曲面ドア採用の省スペース型トイレブース「Ai-CABIN(アイキャビン)」に着目しました。開き戸タイプですと無駄な空間が生まれ、荷物を入れるとなるとトイレへの出入りも容易ではなく、ブース内のスペースも狭くなります。その点、アイキャビンは円形のドアですから、無駄なスペースがなく、かつドアも自動開閉ですから荷物を持ったままでも余裕をもって出入りできます。かかる機能性の高さが導入の大きな決め手となりました。

 しかし、実際の導入にあたっては改良すべき点がありました。お客様は静かで落ち着いた空間を求めていますので、開閉時にドアがレール上を動く音と閉めた時の音がどうしても気になりました。またラウンジデザインコンセプトに合致した意匠性も重要でした。
Comment.pngアイキャビンのデザイン性と機能性が、当社のブランドコンセプトと
合致できたので採用しました。

ANAの新ブランド「inspiration of Japan」
~イノベーティブ、際立つ個性、モダンジャパンの3つをテーマ~
小堀氏:試行錯誤を繰り返し、最終的には音が出ない機構に改良してもらった他、扉や機構部の細かいデザイン変更もお願いしました。現在、お客様からは高い評価の声を頂いており導入は成功だったと思います。
 当社は2010年4月よりプロダクト・サービスブランド「inspiration of Japan」を展開しています。「イノベーティブ」、「際立つ個性」、「モダンジャパン」の3つをテーマとして、機内のシートやインテリア等の居住スペースをはじめ、あらゆるシーンで一貫して追求しています。「利用するたびに新しい発見があり」、「他にはない独自の価値を創造し、期待を越えた歓びをお届けできる」、「日本発の新鮮なひらめきや発想を細やかな心遣いとともにお伝えできる」、そのようなことが実感できるANA独自のサービスを、ご利用になる世界中のお客様に幅広く感じて頂けることを目指しています。

 同ラウンジ改修にあたっても、内装のデザインやトイレブースについてこのブランドコンセプトを徹底し、アイキャビンの高い技術力と個性的なデザインが見事に合致したので採用することにしました。

  羽田空港「ANA LOUNGE」施設概要及び当社製品導入状況

ラウンジ所有者
ANA
席数
約450席
サービス内容況
各種ドリンク、おつまみ、新聞、無線LAN環境完備のビジネススペース、専用トイレブースなど
当社製品内容
男性用14ブース、女性用4ブース
当社製品導入日
2011年8月末日(サービス開始日:2011年9月15日)

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