日本橋西川ビル株式会社は、創業446年以上の歴史を持つ、日本の寝具メーカーの最大手である西川産業株式会社の関連会社として1960年11月に設立された不動産賃貸業を生業とする会社です。現在のビルは、東京メトロ日本橋駅から徒歩1分の日本橋の南側すぐの立地で、1962年11月の竣工ですから50年の伝統を誇るビルです。
今回は、取締役の犬塚勤(いぬづか・つとむ)氏と監査役の伊賀並孝之(いがなみ・たかゆき)氏に当社「アクア・エース」を導入するに至った経緯や導入後の効果等ついてインタビューしました。。
取締役 犬塚勤氏、監査役 伊賀並孝之氏インタビュー
「水資源を大切にする」省エネの観点から水を節約するため導入
しました。
「アクア・エース」導入の決め手
■犬塚氏:2011年5月に私は当ビル勤務となりました。以前前任者が木村技研から提案を受け、検討したのですが、擬音(流水音)がネックとなり見合わせた経緯がありました。後任の私は、民放テレビ局の番組で木村技研が放映されているのを視聴したことも後押しになり、再提案を受けた際に導入を決め1階以上の55器のトイレ(全て大便器)に導入しました。
■伊賀並氏:何のために導入したのかと言えば、「水を大切にする」という省エネの観点から、余分な水を流さない、水を節約するためです。導入決定のポイントは、水量・水圧を適正に調整できる機能を有していたこと、そしてJRでの経験や羽田空港導入の実績ゆえに信頼性が高かったからです。
水道料金の減額分でレンタル料を十分まかなえ副次的効果として
電気代も削減できした。
毎月のレポートで利用人数・洗浄回数・水の流量等の使用実態を管理
■犬塚氏:レンタル形式での導入でしたので、節約した水道料金分で十分にレンタル料を吸収できました。擬音についてはスイッチのオン・オフでいずれも選択できるようにして解決しました。当ビルに入るテナントの女性スタッフにとっては気持ちよく利用できるトイレかどうかが重要なポイントです。これからも快適なトイレの空間づくりをめざして行きたいと思います。
■伊賀並氏:副次的効果として水道の使用量が減ることで揚水ポンプにかかる電気量も軽減され、電気代が節約できました。また、以前は使用後の流し忘れがありましたが、今は確実に流し忘れがなくなりました。導入してから1年が経過しましたが、毎月使用状況が事細かくレポートとして提出され、効果を数字で示せることで信頼性を高めています。今後は関連会社にも進めていきたいものです。
施設概要及び設置状況
所在地 |
東京都中央区日本橋1-5-3
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構造 |
地下3階・地上5鉄骨鉄筋コンクリート造
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規模 |
地下3階 地上9階建
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竣工 |
1962年11月
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トイレ数 |
大便器62器、小便器44器
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当社製品内容 |
(フラッシュバルブ)「アクア・エース」設置:大便器55器
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設置開始時期 |
2011年7月23日
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