最大処理能力8,000人～10,000人。
便槽内に投入されたし尿（大便・小便）を自己分解する独自の機能を持つ、『固液分離装置』を備えています。 便槽内に投入された便を３層に分解し、これらの３層のうち、ほとんどの容積を占める宙水層（懸濁液）のみを消毒処理して、安全に外部に排出します。
この人間のし尿の性質に着目したベンクイック独自の処理技術が、便槽の実容量よりもはるかに大量の、最大で約8,000人～10,000人という処理能力を実現しています。

初めての方でも簡単に組み立てが可能
本体と接続するパイプが1本のロープで連結したガイドロープ付ジョイントシステムを考案し、初めて組み立てる人でもわかりやすい構造です。

汚物処理は使用環境に合わせて3タイプをご用意。
●下水道に放流する。
上下水道の復旧を確認した後、便槽内に水を入れ汚物を希釈しながら下水道へ放流します。水で希釈されたものは一般水洗トイレからの放流物と同じなので心配ありません。
●浄化槽に放流する（取水口側）。
通常通りにお使いください。　※注：設置の際、滅菌剤を使用しないで下さい
●バキューム車による汲取り

昭和56年の発売以来、各地の災害現場で活躍してきたベンクイック。木村技研では社会貢献の一環として現地でのボランティア活動にも取り組み、数多くの感謝状を頂戴しています。

ベンクイックは昭和56年の発売以来、各地の災害現場で大活躍してきました。昭和57年の長野水害を始め、58年の益田市水害、三宅島噴火災害、平成５年北海道南西沖地震、７年阪神大震災と、幾多の大災害の現場で得られた経験や、被災者の方々のたくさんのお声が、ベンクイックの製品機能に活かされています。

中でも、平成７年に起こった阪神大災害の現場（設置台数１，４００台・災害現場でのボランティア活動延べ人数２３０名）での現場経験と、皆様からの貴重なご意見・ご要望は、ひとつひとつ製品の改良に取り入れられております。