~暮らしに深く根を下ろせば、
開発テーマはおのずと見えてくる~
水道工事の施工業者として出発した当社にとってのターニングポイント、それは製品開発への挑戦でした。
設備工事の根幹となる設計・材料・施工・メンテナンスの分野だけでは、どうしても業務内容に限界が出てしまう。これを打破するには、やはり長年蓄積してきた思想や技術ノウハウを集約したオリジナル製品の開発しかない。そんな熱き思いを胸に、徐々に活動の場を広げ、おかげさまで創業74周年を迎えることが出来ました。
今後も高い評価をいただいている開発力・技術力にさらに磨きをかけ、暮らしに深く根を下ろした”人間仕様”製品のご提案に邁進すると共に、社会福祉の分野や地球規模での環境問題など、よりグローバルな視点で社会に貢献していきたいと考えています。
おかげさまで74周年
当社は昭和23年に給排水衛生設備の設計・施工を主業務に株式会社木村商店として設立。54年に社名を株式会社木村技研に変更しました。
設立当初はゼネコンの下請として給排水工事に従事していましたが、徐々にトイレを対象とした節水サービス事業に進出しました。昭和47年には主力商品の節水型自動洗浄装置「アクアエース」を開発。以来42年にわたり製品の改良と販売に努め、駅や学校、商業施設、オフィスビル等を対象に延べ20万台を納入し、トイレの節水サービス事業で70%超のシェアを占めるまでになりました。
当社は技術開発に積極的で、特許・実用新案等は出願中を含め約200件にも上っています。例えば、JRが当社の主要ユーザーの一社ですが、平成2年に節水型自動洗浄装置「アクアエースプライベート」を(財)鉄道総合技術研究所と、7年にはJR東日本とトイレの二重床構造「ナガセルフ」を共同で開発しました。
節水型トイレ自動洗浄装置の開発・育成など節水事業を通じた環境への貢献や、災害地において組立トイレを設置する等のボランティア活動にも力を入れ、地方自治体首長からの感謝状も数多く贈呈頂いています。